香天
「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。
本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
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2017年6月4日日曜日
香天集6月4日 三好つや子、久堀博美、森谷一成ほか
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香天集6月4日 岡田耕治 選 三好つや子 骨太の自転車が来て昭和の日 あめんぼう水を調律して行けり 花は葉にウルトラマンの首の皺 眼鏡拭く遠い日の夏探すかに 久堀博美 補聴器のときどき唸る夕焼空 新緑の大病院の戦ぎけり なめくじら骨密度など気にしない しば...
2017年6月3日土曜日
完璧な闇を欲しがる巣箱かな 櫂 未知子
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完璧な闇を欲しがる巣箱かな 櫂 未知子 「俳句」6月号。森に来て巣箱を見つけますと、それだけでほっとします。命が育まれている闇がそこにある、と。そして、 自分の体を小さくしてそ の中に入りたくなります。どうせ入るなら、中途半端な暗さじゃなく、「完璧な闇」であって欲しいものです。...
2017年6月2日金曜日
月刊の届く律儀や松の芯 宇多喜代子
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月刊の届く律儀や松の芯 宇多喜代子 「俳句」6月号。なんでもインターネット上で済ませることのできる時代、刷りたての月刊誌を封筒に入れて、車で郵便局に持ち込んで、ようやく届く俳句誌。この結社は月はじめ、この結社は月末と、どの俳句誌も月刊のペースを守って届けられます。これを「律儀」...
2017年5月30日火曜日
青空のまま暮れてゆく桜かな 大峯あきら
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青空のまま暮れてゆく桜かな 大峯あきら 「俳句」6月号。桜の季節は、夕日に染まらずに暮れてゆく方が、桜本来のピンク色が際立つと、写真をしている同僚から教えてもらいました。私たちの眼は優れているので、光を調整しながら何時でもピンク色を感じることができるそうですが、カメラは青空のま...
2017年5月29日月曜日
「一辺」15句 岡田耕治
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一辺 岡田耕治 朝曇このままカフェに居ることに 炎天や見えずなるまで見送りぬ 一列に始まっているプールかな ありあまる葉桜にして枝垂れけり 青葉闇本と対話をはじめたる 友情を行ったり来たり天道虫 昼寝より覚めて講義の終わりけり 誰からも見え...
2017年5月28日日曜日
香天集5月28日 玉記玉、澤本祐子、北川柊斗ほか
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香天集5月28日 岡田耕治 選 玉記 玉 五月来る最も低い木のままで 目の合いし金魚もひとり遊びかな 蛍の乱ではないか一歩前へ 紫陽花はいつもモノクロ父の駅 澤本祐子 たんぽぽの上に拡げて設計図 金釦針箱にあり卒業す 決断のゆっくりと踏む春の泥 登廊左右の...
2017年5月27日土曜日
滝しぶき唯立つことも祈りなる 長谷川 晃
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滝しぶき唯立つことも祈りなる 長谷川 晃 『蝶を追ふ』邑書林。滝の前に来てしぶきを浴びますと、それだけで許されるように感じます。晃さんは、そこから一歩踏み込んで、こうして唯立っていることが祈りなのだと。ということは、こうして唯生きていることも祈りなのだと。私たちは、様々なものか...
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