香天
「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。
本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
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2021年7月31日土曜日
夏休来る上等の虫眼鏡 耕治
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桑本 栄太郎 愈々夏休みに入りましたね?小学校では夏休みの宿題として、朝顔や向日葵の生長の観察や昆虫採集などがあります。子供の頃はどれだけ虫眼鏡が欲しかったことでしょう! 十河 智 夏休みがきて、宿題の実験や観察をやる子供。学習雑誌の付録の虫メガネしか知らない子供に、おじ...
2021年7月30日金曜日
ぬくもりを泳いでいたる夕べかな 耕治
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大津留 直 夕方、泳いでいて、あれ、今日の水は暖かいなと思う。そこから、ああ、自分は、多くの人と自然のぬくもりによって生かされてきたのだ、という感慨がふと湧いてきたのだ。「ぬくもりを泳ぐ」という措辞を、私はそのように読んだ。詩というものは、常に、ある偶然的な出会いから、自分...
2021年7月27日火曜日
タクシードライバーに先ず暑さ告ぐ 耕治
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十河 智 タクシーに乗るまでが大変だったのでしょうね。家とか駅前などの冷房の端っこで、待ってた訳ではなさそうです。暑さで参ってしまって、タクシー乗り場などとても探していられない疲れ様、でも田舎でなくても、流しのタクシーを拾うのはなかなか大変なのです。 やっと乗り込んだタク...
2021年7月26日月曜日
自転車に任せてゆけり大夕焼 耕治
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桑本 栄太郎 日中は急激に暑くなり、36℃を超える真夏日の連続です。それでも少しづつ日が短くなっているのか、夕方6時を過ぎれば山の端に西日が落ちかかり大夕焼けです。自転車に乗って足任せの散策を行えば、息を呑むほどの美しい夕焼けと、どこからか[かなかな]の哀愁のある鳴き声が聞...
2021年7月25日日曜日
香天集7月25日 谷川すみれ、石井冴、安田中彦、夏礼子ほか
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香天集7月25日 岡田耕治 選 谷川すみれ 残されし梢にわかに紅葉す 瘡蓋を透かしていたる秋気かな 電波からついに脱け出す柘榴の実 黄葉や百年後を隣り合う 石井 冴 父の日の後ろと前に橋かかり 青田より母の筆箱出て来たり 白南風の匂うお薬手帳かな 風鈴を置いて隣人居なくなる 安田...
2021年7月24日土曜日
白紙から生まれていたるヨットかな 耕治
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大関博美 とても素敵な句ですね。ペーパークラフトのヨット。ペーパーカッターを駆使して、切り出して生まれる立体のヨットか、それとも日本の伝統折り紙か。「生まれていたる」から、指使い、息づかいを伺い知ることができ、充実した一時を感じます。バックのブルーの紙は、空と海、大海原を超...
2021年7月23日金曜日
二人から四人になって夏氷 耕治
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大関博美 二人から四人になる。どんなストーリーがあるのでしょう。二人で居た所へ偶然仲の良い友達が現れて、時間があるならか氷でも、と。はたまた、以前は二人だった外出も、月日が経って子どもにも恵まれて、家族四人での外出。かき氷を前にか、氷のアートを前にか、幸せなポートレートを写...
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