2017年9月28日木曜日

冷ゆる日であり青天でありにけり 今村征一

冷ゆる日であり青天でありにけり 今村征一
 俳句大学。28日付けの朝日新聞に福岡伸一さんが次のように書いています。「気温が下がり、湿度が低くなると、大気に含まれる水蒸気の濃度が減り、光の散乱が小さくなって、空の深度が上がるのだ。」この科学の知見を美事に一句にされました。余計なことは書かず、「青天」だけをたのしむことができる作品です。

*徳島大学にて。

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