2026年6月21日日曜日

あめんぼの光をひらく閑けさよ 谷川すみれ

〈俳句物語〉 岡田耕治

あめんぼの光をひらく閑けさよ 谷川すみれ

 駅から自宅へ向かう途中に小さな公園がある。雨でないかぎり、彼女はそこに立ち寄る。公園の一角にあるビオトープが、お気に入りの場所だ。電車の中や通りの喧騒とは別世界の静けさの中に身を置く。それが心地よい。

 大学で教員免許を取得したものの、公立の教員採用試験は受けなかった。いまは私立の通信制高校でメンターとして働いている。授業はすべてオンラインであり、彼女が教壇に立つことはない。メンターの役目は、レポートの締め切り管理や学習状況の共有、そしてネットや対面での相談対応だ。生徒の中には、不登校経験者も多い。

 この道を選んだのは、自身の経験ゆえだ。中学二年生の時、彼女自身も不登校になった。当時の担任は、家庭訪問や電話、メールといった形で、さまざまな方法で寄り添ってくれた。「学校へおいで」という言葉は、一度も言われなかった。その柔らかい関わりのおかげで、三年生になると少しずつ登校できるようになり、高校、大学と進学を果たした。あの担任のように、不登校を経験したり、学校に違和感を抱いたりしている生徒の力になりたい。そんな憧れが、この学校へ彼女を導いた。

 彼女が大切にしているのは、生徒同士の繋がりだ。登校のペースはそれぞれ違う。けれど、顔を合わせた際に「この子とあの子なら話が合いそう」と感じれば、一緒に昼食を取ったり、談話室で話したりする。自身の経験を振り返れば、人との関わりや対話が、どれほど自分をはげましてくれたかを知っているからだ。

 ビオトープの池。あめんぼが水面を滑ると、足元に同心円状の波紋が広がる。今日の食堂での対話と同じように、三匹のあめんぼの動きが、眠っていた水面の光を呼び覚まし、外側へと押し広げていく。まるで、彼女の大切にしている営みを肯定してくれるように。


香天集6月21日 谷川すみれ、三好広一郎、柴田亨、嶋田静ほか

香天集6月21日 岡田耕治 選

谷川すみれ
あめんぼの光をひらく閑けさよ
死者は今いずこの空を山法師
洗い髪宇宙の隅へ解き放す
転倒の一瞬開く黒揚羽

三好広一郎
結婚はできない薔薇にならなれる
充電の切れて避暑地の清々し
ぶらんこは美人の星を待っている
一日がぷっふぁ~と終る缶ビール

柴田亨
泣き顔の龍雲海に咆哮す
酷暑来る青丘文化ホールあと
真田山セメント墓碑の崩る夏
雨粒が寄り添ってあり椎若葉

嶋田静
紫陽花を囲みやさしくなっており
白菖蒲遺影の母の笑顔にて
所望せり追い風の名の花菖蒲
師に続く白詰草の香る道

加地弘子
青空の近づいて来る紫木蓮
一片は佐藤さんちの紫木蓮
千切れても繋がっている紫木蓮
新緑に烏と鳩の混ざる昼

安部いろん
夾竹桃男は生きるために死ぬ
夾竹桃モディリアーニのエビュテルヌ
手に届く虹がここにも阿古屋貝
誰からも識られぬ未来百日紅

宮下揺子
明け易し夢の続きを夢を見る
子を持たぬ夫婦の渋いアイスティー
卯の花腐し果ての無い自信持つ
大夕焼屋根飛び移る猫の影

俎石山
惜しまれず去って行くなりつくしんぼ
五月晴物言わぬもの見送りぬ
亡き友の遺品となりしラムネ玉
水茄子に染まった指と指のあり

佐藤浩章
ウォーキング背中合わせの蝉しぐれ
外壁の色を貪る西日かな
白鷺の首のバルーンアートなり
磨崖仏借景にして女郎蜘蛛

長谷川洋子
会社より呼び出しかかり五月雨
白牡丹考え方を変えており
立葵何があっても驚かぬ
辞世の句考えている山椒魚

〈俳句物語〉 岡田耕治
あめんぼの光をひらく閑けさよ 谷川すみれ
 駅から自宅へ向かう途中に小さな公園がある。雨でないかぎり、彼女はそこに立ち寄る。公園の一角にあるビオトープが、お気に入りの場所だ。電車の中や通りの喧騒とは別世界の静けさの中に身を置く。それが心地よい。
 大学で教員免許を取得したものの、公立の教員採用試験は受けなかった。いまは私立の通信制高校でメンターとして働いている。授業はすべてオンラインであり、彼女が教壇に立つことはない。メンターの役目は、レポートの締め切り管理や学習状況の共有、そしてネットや対面での相談対応だ。生徒の中には、不登校経験者も多い。
 この道を選んだのは、自身の経験ゆえだ。中学二年生の時、彼女自身も不登校になった。当時の担任は、家庭訪問や電話、メールといった形で、さまざまな方法で寄り添ってくれた。「学校へおいで」という言葉は、一度も言われなかった。その柔らかい関わりのおかげで、三年生になると少しずつ登校できるようになり、高校、大学と進学を果たした。あの担任のように、不登校を経験したり、学校に違和感を抱いたりしている生徒の力になりたい。そんな憧れが、この学校へ彼女を導いた。
 彼女が大切にしているのは、生徒同士の繋がりだ。登校のペースはそれぞれ違う。けれど、顔を合わせた際に「この子とあの子なら話が合いそう」と感じれば、一緒に昼食を取ったり、談話室で話したりする。自身の経験を振り返れば、人との関わりや対話が、どれほど自分をはげましてくれたかを知っているからだ。
 ビオトープの池。あめんぼが水面を滑ると、足元に同心円状の波紋が広がる。今日の食堂での対話と同じように、三匹のあめんぼの動きが、眠っていた水面の光を呼び覚まし、外側へと押し広げていく。まるで、彼女の大切にしている営みを肯定してくれるように。
*もう少し干せと天草もたらさる 岡田耕治

2026年6月14日日曜日

青梅のころがつてをり兄とゐて 渡邉美保

〈俳句物語〉 岡田耕治

青梅のころがつてをり兄とゐて 渡邉美保

 友だちと京都の神社を訪れたときのこと。境内には梅の実がたわわに実り、足元には落ちた青梅がいくつも転がっていた。友だちがその一つを拾い上げたので、「落ちた梅は、食べたり漬けたりしないほうが良いそうよ。そのままにしておくしかないのよ」と声をかけた。

「それじゃあ、この青梅たちは切ないわね」。

「でも、少しずつ土へ還っていくのよ。中には種から芽を出して、何年もかけて新しい梅の木へと育っていくこともあるわ」。

 ふと、この話を兄から教わったことを思い出した。口数の少なかった兄との、昔の会話だ。私が中学生、兄が高校生だった頃のこと。姉とは服の貸し借りをしたり歌手の話で盛り上がったりしていたが、兄とはいつの間にか会話が減っていた。そんな時期、近くの梅農家の前で、学校帰りの兄と偶然一緒になったことがある。

 中学三年生の最後の大会前、私はずっと目標にしていたレギュラーの座をかけて猛練習していたが、突然のスランプに見舞われ、思うようにトスが上げられなくなっていた。自分に代わって後輩がセッターとして生き生きと活躍する姿を、ベンチから眺める日々。人一倍努力を重ねてきたのに、今の状況をどうすることもできず、焦りばかりが募っていた。

 私は、部活での苦しい胸の内を兄に漏らした。兄は少し考えてから、「お前は努力家だからな」と言った。

「私ね、先生や友だちから努力家と言われるのが嫌なんだ」

「……」

「だって、才能がないから努力するしかないと思われているようで……」

 黙って聞いていた兄は、静かに答えた。

「そうか。でも、『努力する才能』があるということなんじゃないのか」

 この一言があったからこそ、私は引退までバレーボールを続けることができた。



香天集6月14日 渡邉美保、湯屋ゆうや、三好つや子ほか

香天集6月14日 岡田耕治 選

渡邉美保
青梅のころがつてをり兄とゐて
観音の十一面の青葉闇
悪人の手つきで抓む薔薇の虫
子が炊いて余白の多い豆ごはん

湯屋ゆうや
妹と同じ記憶の夏の鳩
砂日傘あれはわたしが立てたもの
仏壇は隠れるところ半夏生
ゴム印はまっすぐ押して花榊

三好つや子
じゃんけんで勝ちとる平和豆ご飯
字余りの時間を生きる花楝
昼顔の螺旋をえがく小声かな
悪人であること忘れ南瓜煮る

佐藤諒子
武具飾る男の子皆家を去り
海ほおずき鳴らす祖母の目少女の目
茄子炊くやトウバンジャンの隠し味
初夏の瓦光らせ大欅

上田真美
あめんぼや水紋の曲たけなわに
ベクトルが重ならぬまま夏来たる
眼に見えぬものら囁やく青葉なり
五月雨や川中島に血の匂う

橋本喜美子
幾百の目は一点に桜咲く
くつろぎし手足を空へ花辛夷
甘夏の香りとともに皮刻む
赤の中に一点の白花椿

中島孝子
空青の残雪の峰絵画とす
玻璃光りふるさと運ぶ黄水仙
風光りステップ音を弾ませる
閉園の遊具を染める花吹雪

北橋世喜子
春炬燵すっぽり被り息を吐く
風強し北の大地に熊目覚め
公園の改修を待つつくしんぼ
春寒し豆腐に湯気の立ちのぼり

半田澄夫
春眠や短編となる老の夢
御堂筋土曜の二人うららけし
人も良し我もまた良し花吹雪
今生の土産にせよと花明り

林おうはく
北斎のブルーを見つけ春夕焼
菜の花の沖ゆく舟を送りけり
行く春や十五年ものレクイエム
梅の香やあの日の記憶運びくる

石田敦子
春満月きれいですよとメール来る
満開の大樹を愛でつ落花浴ぶ
チューリップ親指姫が現れる
先にある供花に押し込む彼岸かな

上原晃子
せせらぎの音の生まれる春の川
風渡る足取りにして青き踏む
春菊の香りと苦味味わいぬ
大玻璃を満たしていたり庭椿

川合道子
どこからも箱根の山を風光る
お浸しにすり胡麻をかけ菜の花よ
花びらを気ままに開きチューリップ
子を祝う花道に添え桜草

市太勝人
春嵐見逃し再生忙しく
春波乱「タッチの呪い」強くなり
徹夜組仁川桜の雨楽し
甲子園ジェット風船復活す

〈俳句物語〉 岡田耕治
青梅のころがつてをり兄とゐて 渡邉美保
 友だちと京都の神社を訪れたときのこと。境内には梅の実がたわわに実り、足元には落ちた青梅がいくつも転がっていた。友だちがその一つを拾い上げたので、「落ちた梅は、食べたり漬けたりしないほうが良いそうよ。そのままにしておくしかないのよ」と声をかけた。
「それじゃあ、この青梅たちは切ないわね」。
「でも、少しずつ土へ還っていくのよ。中には種から芽を出して、何年もかけて新しい梅の木へと育っていくこともあるわ」。
 ふと、この話を兄から教わったことを思い出した。口数の少なかった兄との、昔の会話だ。私が中学生、兄が高校生だった頃のこと。姉とは服の貸し借りをしたり歌手の話で盛り上がったりしていたが、兄とはいつの間にか会話が減っていた。そんな時期、近くの梅農家の前で、学校帰りの兄と偶然一緒になったことがある。
 中学三年生の最後の大会前、私はずっと目標にしていたレギュラーの座をかけて猛練習していたが、突然のスランプに見舞われ、思うようにトスが上げられなくなっていた。自分に代わって後輩がセッターとして生き生きと活躍する姿を、ベンチから眺める日々。人一倍努力を重ねてきたのに、今の状況をどうすることもできず、焦りばかりが募っていた。
 私は、部活での苦しい胸の内を兄に漏らした。兄は少し考えてから、「お前は努力家だからな」と言った。
「私ね、先生や友だちから努力家と言われるのが嫌なんだ」
「……」
「だって、才能がないから努力するしかないと思われているようで……」
 黙って聞いていた兄は、静かに答えた。
「そうか。でも、『努力する才能』があるということなんじゃないのか」
 この一言があったからこそ、私は引退までバレーボールを続けることができた。

*水中のもはや蛇ではなくなりぬ 岡田耕治

2026年6月7日日曜日

父の書の余白美し夏の蝶 佐藤静香

〈俳句物語〉 岡田耕治

父の書の余白美し夏の蝶 佐藤静香

 石段を降りる私の足音に驚いたのか、突然大きな蝶が飛び立った。少し離れた場所に舞い降り、静かに羽を畳んだその瞬間、ふと父のことが蘇った。父は私が生まれた頃から書道塾に通い、晩年には書道展に出展するほど打ち込んでいた。公務員として人事を担当していた父は、家で仕事の話をすることは少なかったが、疲労の色を滲ませて帰宅することが多かった。

 小中学生の頃、父に書道を習ったこともあったが、私は絵に惹かれ、高校では美術を選択した。専門学校を経て、現在は病院で看護師として働いている。投薬や観察のミスが患者さんの命に直結する医療現場では、常に「間違えてはいけない」という緊張が続く。針を刺し、点滴を確認し、モニターを見守る日々の中で、心が休まる暇はない。

 父が大阪市立美術館へ誘ってくれたのは、私が月一、二回の水彩画教室に通い始めた頃だった。年代も職業も異なるメンバーが思い思いに絵筆を走らせる、その静かな時間を私は大切に思うようになった。

 父のことを思い出したので、部屋に飾る書を替えようと桐の箱を開けたとき、一枚の絵はがきが出てきた。父が美術館で熱心に見入っていた作品と同じものだ。はがきには「上村松園《晩秋》」とある。若い女性が縁側の障子を閉めている絵だと思っていたが、よく見ると障子の破れを花形の紙で繕っているところだった。

 これまで女性の髪型や青い着物、緑の帯ばかりに目が行っていたが、父が見つめていたのは、女性の背後に広がる真っ白な障子だったのかもしれない。日々の激務をこなす中で、私もまた、その静謐な白い空間に強く惹かれるようになっている。

 私が水彩画に惹かれ、父が書道を極めようとしたのも、この「余白」を求めていたからではないか。そう思って改めて父の書を見ると、これまで黒い墨で書かれた文字ばかりを追っていたことに気づかされる。墨を走らせることは、同時に白い余白の形をデザインすることでもある。

 この余白にこそ、父の思いが深く刻まれているにちがいない。

香天集6月7日 佐藤静香、木村博昭、神谷曜子ほか

香天集6月7日 岡田耕治 選

佐藤静香
父の書の余白美し夏の蝶
鏡字の「馬」の置物さくらんぼ
大空を死者に献じて花楝
日常の吾を置き去り実梅落つ

木村博昭
春昼の点滴きらり閑かなる
夏近し木木の葉そよぐ爆心地
初端午皇室典範第一条
蜘蛛の囲に迎えられたる退院日

神谷曜子
街の声恋し一日杉菜抜き
関東平野背中いっぱい麦青し
たんぽぽの絮飛ぶように逝きし人
五月晴抱き上げし子の重さにも

宮崎義雄
夜の蝉一匹が鳴く街明かり
盛り場の練りの掛け声女神輿
電柱に凭れタバコのアロハシャツ
吸い殻の溢れるコップ夜釣人

松田和子
夏わらび散歩途中の喉渇き
草むしり小さき花に手が止まる
ハート型窓に二人の新茶かな
夏料理水槽の蛸片目開け

楽沙千子
菜園の採り立て朝の豆ご飯
気兼ねなく手足を伸ばし夏座敷
草茂る閉ざしていたる正門に
技競う会場の熱汗にじむ

金靜愛
迷う日日広き門より入学し
魂の我がさまよう五月闇
水無月の心崩れる海のあり
紫陽花や星を散らせる空恋し

垣内孝雄
たつぷりとキャベツを添ふるアジフライ
赤き薔薇求めてゐたり古き花舗
ベランダの幅に泳がせ鯉幟
孑孑や老ひたる故に分かること

牧内登志雄
アイシャドー控え目にして初浴衣
曝涼や裏の表紙の女文字
南吹く月の沙漠のらくだ像
雲梯や忘れたままの夏帽子

吉丸房江
吾を見るような曾孫の運動会
ホーホケキョしきりに吾にものを言う
父母あらば今を訪いたし竹の秋
長生きが集まってくる新茶かな

〈俳句物語〉 岡田耕治

父の書の余白美し夏の蝶 佐藤静香

 石段を降りる私の足音に驚いたのか、突然大きな蝶が飛び立った。少し離れた場所に舞い降り、静かに羽を畳んだその瞬間、ふと父のことが蘇った。父は私が生まれた頃から書道塾に通い、晩年には書道展に出展するほど打ち込んでいた。公務員として人事を担当していた父は、家で仕事の話をすることは少なかったが、疲労の色を滲ませて帰宅することが多かった。

 小中学生の頃、父に書道を習ったこともあったが、私は絵に惹かれ、高校では美術を選択した。専門学校を経て、現在は病院で看護師として働いている。投薬や観察のミスが患者さんの命に直結する医療現場では、常に「間違えてはいけない」という緊張が続く。針を刺し、点滴を確認し、モニターを見守る日々の中で、心が休まる暇はない。

 父が大阪市立美術館へ誘ってくれたのは、私が月一、二回の水彩画教室に通い始めた頃だった。年代も職業も異なるメンバーが思い思いに絵筆を走らせる、その静かな時間を私は大切に思うようになった。

 父のことを思い出したので、部屋に飾る書を替えようと桐の箱を開けたとき、一枚の絵はがきが出てきた。父が美術館で熱心に見入っていた作品と同じものだ。はがきには「上村松園《晩秋》」とある。若い女性が縁側の障子を閉めている絵だと思っていたが、よく見ると障子の破れを花形の紙で繕っているところだった。

 これまで女性の髪型や青い着物、緑の帯ばかりに目が行っていたが、父が見つめていたのは、女性の背後に広がる真っ白な障子だったのかもしれない。日々の激務をこなす中で、私もまた、その静謐な白い空間に強く惹かれるようになっている。

 私が水彩画に惹かれ、父が書道を極めようとしたのも、この「余白」を求めていたからではないか。そう思って改めて父の書を見ると、これまで黒い墨で書かれた文字ばかりを追っていたことに気づかされる。墨を走らせることは、同時に白い余白の形をデザインすることでもある。この余白にこそ、父の思いが深く刻まれているのかもしれない。
*話すほどやわらかくなる浴衣かな 岡田耕治

2026年6月4日木曜日

香天83号 本文

 香天83号本文 ←本文はこちらから


目 次

招待作品           2 ふけとしこ、杉山久子
               4 松下カロ、金子 敦
代表作品           6 岡田耕治
第4回鈴木六林男賞受賞作品  6 うっかり、三好つや子
六林男賞選考経過と選評    8 岡田耕治
同人集           10 50音順送り 本号は「い」から
石井 冴、岩橋由理子ほか
同人集五句抄        27 谷川すみれ、辻井こうめ他
香天を読む         28 鈴木茂雄
誌上句会選句集       32 久保純夫、ふけとしこ他
『識閾』あとがきについて  44 森谷一成
作品鑑賞          46 春田真理子
同人作品評         48 柴田 亨、夏 礼子
香天集十句選        52 渡邉美保、玉記 玉
俳句物語          56 岡田耕治
随想・作品鑑賞       68 石井 冴、佐藤静香
香天集  岡田耕治 選      70 安部いろん、渡邉美保
玉記 玉、森谷一成ほか
 選後随想          102 岡田耕治
句会案内           104
                題字・デザイン 森田興子