2019年3月15日金曜日

花筏こころ平らに我あれよ 池田澄子

花筏こころ平らに我あれよ  池田澄子
「俳句α」2019春。桜の花びらが筏のように流れていきます。一つひとつの花びらは、終わりに向かうこの生命を象徴しているかのようです。だからこそ、そのゆっくりとした静かな流れは、「こころ平らに我あれ」と呼びかけきます。不安な時代、変化の激しい時代にあって、自然はこのように私たちの「命いとおしさの感覚」を呼び覚ましてくれるのです。

*大阪教育大学柏原キャンパスにて。

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