2016年1月18日月曜日

寒禽のこゑ聞いてをり籠の鳥 利普苑るな

寒禽のこゑ聞いてをり籠の鳥 利普苑るな
『舵』邑書林。寒禽は冬の山河や海を生きている鳥です。その声を籠の中の鳥が聞いています。厳しい寒さの中を生きぬく鳥と、温かい部屋の中で籠の中にいる鳥と、どちらも同じ厳しさの中に在る、そんな慈しみを底流に感じます。籠の鳥は作者でしょうか。いえ、空を渡ってゆく寒禽かも知れません。

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