2016年4月28日木曜日

裸子を捕らへそこねしバスタオル 黛まどか

裸子を捕らへそこねしバスタオル 黛まどか
「俳句界」5月号。3歳ほどの子を風呂に入れるとき、一緒に風呂に入る人と、外でその子を迎える人の役割を分担します。バスタオルを持って待ち受けているポケットをすり抜けて、濡れたまま居間へ走り込んでしまいました。慌ててバスタオルのポケットが追いかけます。子どもとその成長を囲む家族の声が聞こえてくる秀句です。

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