2016年6月16日木曜日

水ぬるむカバにはカバが寄り添って 坪内稔典

水ぬるむカバにはカバが寄り添って 坪内稔典
「船団」109号。「カバにはカバ」ときますと、「人には人」「鳥には鳥」「シマウマにはシマウマ」などと、連想していきます。私というのは、他者があるからこそ私なのだとすると、カバもこのカバがあるからこそカバなのかも知れない、と。「水ぬるむ」頃、カバも人も自分の存在を求めて、もう一つのカバや人に寄り添うのであります。

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