香天
「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。
本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
ページ
ホーム
香天集
香天本誌
俳句鑑賞
動画講義
香天紹介
句会案内
投句先はこちら
2016年6月8日水曜日
藁抜きし目刺に自由戻らざる 仲 寒蝉
藁抜きし目刺に自由戻らざる 仲 寒蝉
「港」6月号。藁に通された数匹の目刺を見ますと、早く藁を抜いてやりたくなります。それは、私たちの姿を投影しているように感じるからかも知れません。寒蝉さんは、そのように藁を抜いたのに、結局自由は戻らなかった、と。藁を抜いたあとの空洞が、もう元の姿には戻れないことを確かなこととしているだけなのです。イメージを喚起する力が感じられる秀句ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿