2016年6月9日木曜日

夕食の卓に手花火置かれあり 金子 敦

夕食の卓に手花火置かれあり 金子 敦
「季刊芙蓉」第108号・招待作品。夏はなかなか日暮れません。まして子どもたちが楽しみにしている花火を前にしますと、まだかまだかと暗くなるのを待つことになります。先に夕食を済ませようと、子どもたちと卓につきます。そこにこれから火を点けることになる手花火も置いて、「どんな火花かなあ」、「さあ早くごちそうさまをしよう」、そんな声が聞こえてきそうな一句です。敦さん、ありがとうございます。

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