明日は帰ると決めたる海に泳ぐなり 市堀玉宗
「俳句四季」8月号。故里に海をもつもの、誰もが感じている思いを形にしてくれた玉宗さんに、まず感謝したいと思います。帰省には、一日二日の幅を持たせるます。一日早く帰れば、それだけ仕事モードへの切り換えがはかどります。いや、ぎりぎりまで故里にいて海に浸かる方が、結果的に毎日の暮らしを励ますことになるかも知れません。「明日は帰ると決めた」とあるのは、おそらく一日早く帰る選択をしたのでしょう。海に浸かるこの体だけではなく、万緑を見る目も、鳥の声を聞く耳も、全てを回復させるために、しばらく幼年の感覚のうちに居ることにしましょう。
※写真は、「俳句四季」最新号。私の新作15句と代表句40句も「わが道を行く」に掲載されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿