2016年11月11日金曜日

敷き詰めしやうに貝殻涼新た ふけとしこ

敷き詰めしやうに貝殻涼新た ふけとしこ
「俳句四季」11月号。貝殻を敷き詰めたのではなく、敷き詰めたように貝殻が海辺に打ち上がっています。波が寄せ、波が引くその水際の音に、貝殻たちの音も混じって聞こえてくるようです。その音が、ああ秋になったなと感じさせてくれたのです。ふけさんには、俳句の仲間だけでなく、ただ草花をめでる仲間がいるとうかがいました。そんな仲間とふけさんの声が聞こえてくるような一句です。
岬町小島の海です。

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