2017年4月20日木曜日

誰も居ぬ誰か居そうな春炬燵 花谷 清

誰も居ぬ誰か居そうな春炬燵  花谷 清
「俳句」4月号。炬燵の間に明るさが戻ってきましたが、そこには誰も居ません。しかし、確かにそこにいる気配がします。この炬燵を愛した人でしょうか。この炬燵で語り合った人でしょうか。居るはずなのに居ないという不安は、「誰か居そうな」という柔らかい言葉によって、希望へと結ばれています。
✳︎大教大柏原キャンパスの八重桜。

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