2017年8月12日土曜日

海渡る夜汽車のひびき星月夜 祐(牧内登志雄)

海渡る夜汽車のひびき星月夜 祐(牧内登志雄)
 俳句大学。当方ですと、関西空港が海上にありますので、夜空港へ向かうときはこのような光景になります。それまで陸地を走っていた列車の音は、海を渡りはじめますと、海へ開放されていくように響きます。この開放感は、夜汽車が星月夜を渡ってゆくイメージにつながっていきます。やがて、私は少年ジョバンニになってカムパネルラとともに銀河鉄道に乗り込んでいるようです。

*大阪教育大学柏原キャンパスにて。

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