2017年8月8日火曜日

白桃の傷つかぬうち手紙書く 草民(山野辺 茂)

白桃の傷つかぬうち手紙書く 草民(山野辺 茂)
 俳句大学。白桃はとてもデリケートで、何かに軽く当たったり、指で触れるだけで傷が付いてしまいます。食べ頃になったのでしょう、いい香りがしてきました。手紙を書くのはパワーが要りますが、手紙もこの白桃とおなじように旬というものがあります。今日書き切ってしまわないと、どんどんずれ込んでいったり、もしかすると傷ついてしまうかも知れません。さあ、万年筆のペン先が乾かないほどに、書き進めていくことにしましょう。

*大阪教育大学天王寺キャンパスにて。

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