2017年8月7日月曜日

寝るまへの水を一気に原爆忌 永田満徳

寝るまへの水を一気に原爆忌 永田満徳
 俳句大学。「原爆忌」の作品は、朝であったり、昼を読むことが多いものです。私の知る限り、「ヒロシマや西に六日の日を送り 鈴木六林男」が一番遅い時間帯だと思っていました。ところが、満徳さんは、とうとう「寝るまへ」まで来てしまいました。朝の祈念集会から新聞やテレビなどをとおして、戦争や核、また平和のことを考えてきた一日の終わりに水を一気に飲むことに。今日を終わらせるために、自分を落ち着かせるために、怒りを鎮めるために、この一杯の水はあるのです。

*岬町小島にて。

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