2017年9月15日金曜日

読み耽り知らぬ駅へと秋の暮 新名勝之

読み耽り知らぬ駅へと秋の暮 新名勝之
 俳句大学。電車に乗って本を読んでいますと、どうやら乗り過ごしてしまったようです。初めて見る駅名のプレートが、目の前に現れました。慌てて飛び降りましたが、当たりはもう暗くなって、肌寒くもあります。反対側のホームに向かい、戻る電車を待つことにします。丹羽宇一郎さんの『死ぬほど読書』がベストセラーになっていますが、本を読むということは、こうして「知らぬ駅」に立つことなのかも知れません。

*三重県津市立川口小学校にて。

0 件のコメント:

コメントを投稿