2017年9月18日月曜日

何もなきこの手のひらの軽きこと 久留素子

何もなきこの手のひらの軽きこと 久留素子
 人を抱いたり、鞄を持ったり、本を支えたり、手のひらは絶えず何かに接しています。何も手に持たないことは、実は豊かなことではないかと、一句は語りかけてきます。あれも、これも欲しいと買い集めてきた時代から、何も持たないことの価値に耳を澄ます時代に移ってきました。だからこの「手のひらの軽きこと」が、自分らしく在ることの原点に置かれているように感じられるのです。

*千曲川。

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