かなかなのこの世はいつもかくれんぼ 衛藤夏子
『蜜柑の恋』(創風社出版)から。蜩が鳴き始めますと、深い森の中で一面に鳴き渡る声を思い出します。その森では、いつものメンバーがかくれんぼをしています。秋の森は色彩が豊かですが、そこに蜩が鳴き渡っているのですから、いつもより見つけるのが難しそうです。作者は薬剤師。同時に収録されたエッセイには、薬学と俳句は似ているところはないと断言してから、「しいて見つけるならば、相手が喜んでいただけたら、どちらもうれしいというところです」と。喜んで一巻を読ませていただきました。
*大阪府阪南市にて。
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