2017年10月10日火曜日

かなかなのこの世はいつもかくれんぼ 衛藤夏子

かなかなのこの世はいつもかくれんぼ 衛藤夏子
 『蜜柑の恋』(創風社出版)から。蜩が鳴き始めますと、深い森の中で一面に鳴き渡る声を思い出します。その森では、いつものメンバーがかくれんぼをしています。秋の森は色彩が豊かですが、そこに蜩が鳴き渡っているのですから、いつもより見つけるのが難しそうです。作者は薬剤師。同時に収録されたエッセイには、薬学と俳句は似ているところはないと断言してから、「しいて見つけるならば、相手が喜んでいただけたら、どちらもうれしいというところです」と。喜んで一巻を読ませていただきました。


*大阪府阪南市にて。

1 件のコメント:

  1. 読んでいただき、ありがとうございます。
    さらに、感想いただき、ありがとうございます。励みになります。衛藤夏子(*^_^*)

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