朝寝して鳥のことばが少しわかる 黄土眠兎
句集『御意』邑書林。学校に勤めていますと、四月はとても眠い月です。しなければならないことがたくさんあるのに、つい寝坊してしまいます。普通なら、これはいけないと飛び起きるのですが、眠兎さんは「鳥のことばが少しわかる」ようになった、と。どのようなことも、こうして受け止めることができる、そんな明るさをさずかりました。句集を読みすすめますと、なんだか懐かしい香りがしますが、なんと活版印刷で仕上がっていたのです。限定500部の一冊一冊に番号が振られているのも、紙の本の良さを愉しめる仕掛けです。快心の一巻、御出版おめでとうございます。
*京阪線「土居」駅にて。
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