山なりのボールを受くる遅日かな 岡田由季
「炎環」4月号。まだ外は明るいからキャッチボールをしようと声が掛かりました。相手を鍛えるキャッチボールなら当然直球ですが、互いを認め合うそれなら「山なり」のゆっくりしたボールがいいですね。友人の園田雅春さんは「自尊感情」の研究者ですが、彼から「被尊感情」という言葉を聞きました。誰かから大事にされたという感情が、自分を大事にする感情につながるのだと。山なりのやさしいボールを受けた者は、きっとそれよりやさしいボールを返すことができるにちがいありません。
*大阪府堺市にて。
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