2018年8月15日水曜日

岬より岬みてをり春没日 島田牙城

岬より岬みてをり春没日 島田牙城
「じばかぶれ」第二集・特集・島田牙城。岬とは、海(湖)に突き出ている陸地ですが、その突き出しから別の突き出しを見ている、そこへ春の夕日が沈んでいくという大きな光景をまず想います。次に、岬は一つで、その突き出しから自分の居る突き出しを見ているという深さが立ち現れます。それは、115頁にもおよぶ「じばかぶれ」の牙城さんの特集を読んでいくことによって、氏の息づかいの深さに触れることができたからでしょう。
*金剛生駒紀泉国定公園にて。

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