2016年1月12日火曜日

人の山すぐに崩れて秋深む 中嶋飛鳥

人の山すぐに崩れて秋深む 中嶋飛鳥
「香天集」四二号。どんな人の山が出来、その中に何があったのでしょう。また、すぐにそれが崩れたのはなぜでしょう。珍しいもの、悲惨なものを囲むように人々が集まり、すぐにそれが冷めてしまったとき、作者は秋の深まりを感じたのです。「冬は一人ひとりを包んでくれると感じた」と言い換えてもいいでしょう。



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