2016年4月8日金曜日

無学てふ胸中に秘め花仰ぐ 大牧 広

無学てふ胸中に秘め花仰ぐ 大牧 広
「港」4月号。前書きに「第十五回山本健吉賞を受く」とあります。山本健吉は文芸評論家であり、俳句の理論を打ち立てた人でもあります。その方の名を冠した賞を受けたことを喜びとしながらも、「無学」ということを胸に留めていく、と。この決意の深さを味わいたいと思います。無学だからこそ、とらわれません。無学だからこそ、学びつづけます。無学だからこそ、目の前の現実に学ぶことができます。無学だからこそ、今仰いでいる桜が、教えてくれるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿