2016年5月20日金曜日

なんぼでも鳴き出す河鹿聴きをれば 茨木和生

なんぼでも鳴き出す河鹿聴きをれば 茨木和生
『熊樫』東京四季出版。山中の静けさの中、ヒョロ、ヒョロ、フィフィフィーと河鹿の笛が聞こえました。更に水に近づいていますと、あとからあとから聞こえて来ます。「なんぼでも」という関西弁を使っていることから、笛の音の多さを心からよろこんでいる響きを感じます。山を愛し、山を見つめて来られた茨木さんの肉声に触れることができる秀句です。

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