2016年8月13日土曜日

小春日はしんじつ猫のためにある 仲 寒蝉

小春日はしんじつ猫のためにある 仲 寒蝉
「ねうねう」創刊号。よく晴れた冬の初め、どこにもでかけないでいい日、猫が太陽を受けて気持ちよさそうに目を閉じています。猫は猫の時間を過ごしていますが、それを見つめる人との時間もまた猫の時間なのだと、一句は語っています。「しんじつ猫のためにある」というこの心地よい断定は、小春日の度に想い起こすことになるにちがいありません。
*大教大柏原キャンパスの日だまりです。

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