檜山より杉山が荒れ日短 茨木和生
「運河」8月号。林業の町、高知県梼原(ゆすはら)町に出かけたとき、木材輸入が自由化されて以降、杉も檜も売れなくなって放置したままになっていると聞きました。檜よりも杉の方が多く植林されていますので、杉山が荒れるということは、山山全体が荒れていきます。こんな豊かな山山を持ちながら、山で暮らす人がどんどん減っていって、少子化・高齢化に歯止めがかからなくなっているのです。「日短(ひみじか)」と、四音になっているところに、作者の腹立ちを感じます。
*6月に訪れた高知県梼原町の山山です。
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