翡翠に一本の杭確かなり 東金夢明
「鷗座」8月号、招待作品。翡翠が一本の杭に止まって、鮮やかな色を見せています。水音を立てて水中に姿を消しますと、杭だけが残って、息を呑むような静かなひとときが訪れます。そして、今度は羽ばたきの雫とともに、杭の上に姿を現すのです。姿を消す手前にしても、最中にしても、また再び現れた時にしても、一本杭の存在が翡翠を支援しているようです。こころが安定する一句に出会いました。夢明さん、お元気で何よりです。
*大阪教育大の金剛生駒山紀泉国定公園から大阪市内を展望しました。
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