2016年9月14日水曜日

観自在雨蛙いま雨の中 星野昌彦

観自在雨蛙いま雨の中 星野昌彦
「景象」108号。「般若心経」と題された26句の1句。「観自在」とは、すべての事物を自由自在に見ることができること。雨が降り出して、その中にいる雨蛙の、生き生きとして様子が目に浮かんできます。「ああ、おれはこの雨をまったいたんだぜ」と、工藤直子さん流にセリフを作ってみたくなります。「何もかも見えなくなるほど降るがいい。降れば降るほど、おれは雨蛙になるんだぜ」。
*大阪府教育委員会主催の地域コーディネーター研修会で、話をしました。

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