2016年10月28日金曜日

秋風の到らぬところなかりけり 大峯あきら

秋風の到らぬところなかりけり 大峯あきら
「俳句界」11月号。50句に様々な秋風が吹いて、最後にこの句にたどり着くように組まれています。全てのものに秋風が通うという大きいまなざしは、読む者を静かに安定させてくれます。二重否定は思いを届けるのに難しいと感じていましたが、このような深い書き方ができるのですね。
*泉佐野市内の竹林。

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