2016年11月2日水曜日

歩みても歩みても稲ふるさとは 砂山恵子

歩みても歩みても稲ふるさとは 砂山恵子
「100年俳句計画」9月号。いちめんに稲が実り、その中をどこまでも歩いていきます。「稲」という切り方が強いので、「ふるさとは」というフレーズが回想のように響いてきます。そう、ここでは幼い作者が、稲と稲の間をその香りを胸に満たしながら歩いているのです。どんな場所へもどんな時間へも出かけてゆける、俳句ならではのシーンです。「100年俳句計画」こんな素敵なマガジンがあったのですね。
*泉佐野市内の稲穂です。

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