2017年2月24日金曜日

身の洞を抜けて桜の洞に入る 柿本多映

身の洞を抜けて桜の洞に入る 柿本多映
「俳句四季」3月号。コメントに「卒寿のいまいよいよ自在に」とあります。自分自身の体を抜けて、桜の洞の中に入る。桜を出て、しばらく宙を飛んで、この世を眺めたあと、また自分の体の中に戻ってくる。そんな自在さでしょうか。それにしても、私たちは「洞」に宿を借りているのですね。この洞、ていねいに扱わねば。
*大阪教育大天王寺キャンパスの桜の木。

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