2017年5月20日土曜日

戦争の話終わらぬ夜の滝 渡辺誠一郎

戦争の話終わらぬ夜の滝 渡辺誠一郎
「俳句あるふぁ」6・7月号。昼間も同じように滝は水を落としていますが、夜になるとその音は一層際立ってきます。辺りが静まり、夜の空気が鮮明になってくるからでしょう。鈴木六林男師と夜更けまで飲んでいますと、どんどん戦争の話が出てきました。六林男師はヘミングウェイの言葉を引きながら、飲んで益々鮮明になり、戦場をそして戦争を語りました。渡辺さんを鮮明にさせているのは、東日本大震災に他なりません。そこでは、昔話としての戦争だけではなく、迫り来るものとしての戦争が語られているにちがいありません。
*四天王寺の伽藍。

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