2017年6月23日金曜日

急ぐには惜しき滴り急ぎけり 星野早苗

急ぐには惜しき滴り急ぎけり 星野早苗
「俳句界」6月号。岩肌に現れた滴りは、見る間も無く落ちて行きます。もっとゆっくりこの岩肌を伝っていけばいいのにと見ているこの私も、この場にいつまでも居ることはできません。昼までには、山頂に着いて、風景をたのしみながら弁当を開くことになっているのですから。「急ぐ」ことは、よくないことと思いがちですが、このように急ぐことをたのしむことができるんですね。
*大阪府最南端・岬町にて。

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