2017年7月31日月曜日

「夏休」15句 岡田耕治

夏休   岡田耕治

たっぷりとインクを吸わせ夏休
冷蔵庫何度も中学生の来る
さまざまな笛を繰り出し夏芝居
鳥の目を浴び続けたる青岬
蝸牛一つの疵を背負いけり
心太半分を食べ風を待つ
油蝉翅片方が生きてあり
梅酒を濃い目に作る読書かな
空蝉の集まってくる昼休
みんみんに生まれて翅を濡らしけり
校長が自ら供す麦茶かな
梅干の何処でも食える握り飯
昼寝の子ずんずん重くなってくる
眠くなる目を見て話す夏休

洗い髪乾かしてから出てゆけり
*岬町小島にて。

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