2017年8月21日月曜日

太陽の大きく見える残暑かな 原孝之

太陽の大きく見える残暑かな 原孝之
 俳句大学。関西は厳しい残暑が続いています。夕日でしょうか、夕日でなくとも、太陽の存在を否応なく感じることになる暑さです。ところがこの句、ただ残暑が厳しいので太陽が大きく見えると言っているのではなく、一筋の肯定感がこちらに届いてきます。あまねく照らす太陽があるから、こうして毎日を送ることができるという意味もありましょうが、さらに太陽が大きく見えることを愉しんでいる、そんな肯定感です。それが、読む者の元気度を少し上げてくれます。

*昨日のみさき句会、会場前の草花。

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