2017年9月2日土曜日

さよならのこだます路地の入り日かな 播磨陽子

さよならのこだます路地の入り日かな 播磨陽子
 俳句大学。懐かしい路地の風景が、さっと蘇ります。路地の奥深くまでさし込んだ夕日、子どもたちの長い影、たっぷり遊んで腹ぺこになったお腹、「さよなら」「またね」「バイバイ」、子どもたちの声が重なって散っていきます。こんな光景を見ることが少なくなりましたが、この句によって人と人のつながることの大切な瞬間が一枚の絵のように定着しました。
*大阪教育大学天王寺キャンパスにて。

0 件のコメント:

コメントを投稿