学びたきものに花梨の実が落ちる 石井 冴
膳所俳句大会岡田耕治特選・花谷清入選句。(*花梨は、難しい方の字を使われています)昨日、膳所俳句大会が開催され、特別選者として、花谷清さん、火箱ひろさんとともに参加しました。一人2句出句で、全76句でしたが、5句選のうち石井さんの作品を2句取っていました。花谷さんもこの句を入選句にされました。実際の光景は、花梨の実が落ちたことだけなのですが、そのことが「学びたきもの」を呼び覚ましています。「もの」とひらがなで書かれていますので、学びたい者なのか、学びたい対象なのかを想像することができます。そうしますと、花梨の実の時間と、作者に残された時間が照応してくるようです。石井さん、おめでとうございます。
*特別選者3人の短冊。それぞれの特選句に贈られました。
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