2017年11月13日月曜日

「枯蟷螂」11句 岡田耕治

枯蟷螂  岡田耕治

一本の線が繋いでゆく秋思
蛇穴に入りて眼の定まりぬ
もっと思い出そうとしたる羽根布団
夜長し寝返りを打つ力にも
刺叉と担架を備え冬に入る
何時までも大きく構え枯蟷螂
海を見る背中を鳴らす焚火かな
真っ直ぐに正面を向き息白し
どこまでも小走りに降り冬の山
冬の水たっぷり飲んで誕生日
見晴らしのガラスに映り冬の空


*大阪狭山市「がじゅまるカフェ」(若い教員の勉強会)にて。

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