2017年11月24日金曜日

肉体に依つて我在り天の川 三橋敏雄

肉体に依つて我在り天の川 三橋敏雄
「俳句α」12-1月号。創刊25周年記念特別号。「我思う、故に我あり」と言ったのはデカルトです。非常に重要な命題ですが、俳人は身体性こそが私の由縁だと思想家を切り返しています。今でこそ、能科学が進歩しましたので、この切り返しを鋭いと感じますが、当時の状況でこう切り返すまでの学びが下敷きにあり、その上で自身の感受性に従おうとする作者の姿勢に感服します。「我あり」の使い方のなんと鮮やかなことでしょう。空には、デカルトの頃からあったであろう夜空が広がっています。
*大阪教育大学天王寺キャンパスにて。

0 件のコメント:

コメントを投稿