2017年11月23日木曜日

朧夜に怠けて傷を深めたる 鈴木六林男

朧夜に怠けて傷を深めたる 鈴木六林男

「俳句あるふぁ」12−1月号。創刊25周年記念特別号。六林男師の鮮やかな写真を懐かしく拝見しました。句会を終え、居酒屋で軽く飲んでから、六林男師と南海電車に乗って帰りました。12月末の句会のあとにこんな会話をしました。「正月休みはいつまであるんや?」「1月4日までです」「そうか、ゆっくりできるな。こっちは休み無しや」。師は、俳句のプロとして、休み無く読んで、書いておられました。「律儀」という言葉が、書き手の六林男師にはぴったりだと思います。律儀であろうとするから「怠けて傷をふかめ」ることを意識できるのではないでしょうか。「朧夜」は、まあそんな日もあるさと師を包んでいるようです。創刊25周年、おめでとうございます。
*担当している「小・中一貫教育概論」の黒板。KP法で授業しました。

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