じいちゃんの電話で見たよ秋の月 三宅優花(小学校五年生)
『小学生のための俳句入門』坪内稔典監修・佛教大学編、2018,くもん出版。「ゆうかちゃん、二学期がはじまったけど、元気で学校に行ってるかい」「おじいちゃん、ありがとう。暑いけど、がんばって行ってるよ。この間は、お盆のお小遣い、ありがとう」「大事に使ってね。そうそう、今晩はいいお月様が出ているよ」「ほんと、後で見ておくね。おじいちゃんも、元気でね」
「お母さん、おじいちゃんに教えてもらって月を観てきたよ。とてもきれいだった」「そう、それはよかったね。おじいちゃんちで見ると、もっときれいだろうね」「そうだね。今度いつ帰る?」こんな会話が聞こえてきました。子どもたちが俳句と学ぶとき、季節はいつかと問われ、問題集のような学び方になってしまいがちですが、子どもたちの俳句による子どもたちのための画期的な入門書が出ました。
*大阪教育大学天王寺キャンパスにて。
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