赤いポスト親しくなりぬ秋の空 向瀬美音
俳句大学。いつもの所に、いつもの色をしたポストが立っています。毎日のように見ているものなのに、今その赤が親しくなったと感じました。澄みわたる空のせいかも知れませんし、大切な人に当てた手紙を投函したからかも知れません。鈴木六林男師から、「俳句は感じたことを書く形式だ」と指導されました。まさに、美音さんのこのような書き方を指すのでしょう。この句、どこかに発表されるようでしたら、「ポストの赤親しくなりぬ秋の空」とされたら、より鮮明になると思います。
*秋田県田沢湖にて。
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