2020年4月14日火曜日

臘梅の透けてゆくなりわれもまた 中嶋紀代子

臘梅の透けてゆくなりわれもまた 中嶋紀代子
 陽の光を受けて、臘梅が透けていくように感じられます。それを見ている作者自身も、この臘梅が受け取っている日差しの中で透けていくようです。「自然」と書いて「じねん」と読みますが、そのような自然と共にある作者のまなざしが感じられる一句です。

*泉佐野にて。

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