2021年3月23日火曜日

耕治俳句鑑賞「春の雲」の句 十河 智

いま春の雲の姿になっている  岡田耕治
 雲の形なんて、成り行きですよね。春の雲、という季語、俳句を作るものが持つイメージを求めて、目に映る雲と空の状態が「春の雲」そのものだった。そこに感動を覚えた。まずそう読みました。
 その後、自分の気持ちが同期してゆき、なんとも言えず、まったりと、のんびりと春の雲の姿に嵌るのです。句を得ることの喜びを教わる気がしました。(十河 智)
*大阪教育大学柏原キャンパスにて。

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