改造社版歳時記の黴開く 耕治
大井恒行
改造社版は現代の歳時記の基本型になっていて、本意 解説 もすぐれ、出典明記、なれど、俳号しか記されておらず…など記憶していますが、一昨年の断捨離ですべて処分しました。
仲 寒蝉
これ、めちゃくちゃ面白いですね!俳句史的なことも分かるし、何より「黴開く」という措辞が秀逸すぎます(^^)/
十河 智
岡田先生、改造社版歳時記、古い書物と皆さんのコメントで知りました。手にしていられるのですね。今は梅雨時、ホントは干してから読み進みたいけど、心が早くと急かすのでしょう。「黴開く」、がそう言っているように思いました。
野島正則
歳時記は、俳人にとって、唯一のよりどころ。歳時記を手に取り、季語の本意を探るのは、基本ですね。今では、貴重な改造社版『俳諧歳時記』。書を曝すなど、とても大事に使っているのでしょうね。昭和八年、改造社版『俳諧歳時記』。それ以前の俳句歳時記と一線を画し、百科事典的といっていい質と量の季語とその古書校注や季題解説、当時としては異例の、近世以来の例句が多く載せられているという。植物については、牧野富太郎博士の参加、季題解説・実作注意・例句担当は、高濱虚子、青木月斗、松瀬青々、大谷句佛。古書校注も錚々たるメンバー揃い。歳時記というよりは、百科事典のような扱いに、虚子は満足していなかったようですね。
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