2016年2月13日土曜日

雪遊びしてゐる声が空からも 関根かな

雪遊びしてゐる声が空からも 関根かな
『小熊座の俳句』所収。宮城県在住の作者ですから、日頃から雪で遊ぶ子どもたちの姿が間近にあるでしょう。賑やかな子どもたちの声が、空からも聞こえてくるという表現は、よりそれを増幅させます。しかし、この声が目の前の子どもたちのものだけではないという現実は、この合同句集を読み進む者には自明のことです。だから、震災で姿を消した子どもたちの無念が一瞬顔を覗かせますが、いや本当に一緒に雪遊びをしているのだとも感じられます。

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