初空やここも未来の爆心地 長谷川 櫂
「俳句」1月号は、現代を代表する作家の作品が並び、読み応えがあります。特に、現在の情況への警鐘、平和への願いが諸家のコメントに現れています。ただ、どれだけの若い人がこのコメントや作品を読むのだろうかと思いながら、この句に行き当たりました。今年は関西ではおだやかな初空を拝することができたのですが、「ここも未来の爆心地」だという直球にハッとさせられました。「俳句」誌を手に取って、諸家のコメントを読む人は多くないかもしれませんが、この一句が私たちの今を言い止めています。
*アベノハルカスから正月の空を。
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