星が飛ぶ人に没後といふ時間 ふけ としこ
『ヨットと横顔』創風社出版。一つ二つでしたら、流れ星と呼ぶのでしょうが、あとからあとから星が流れ始めますと、まさに「飛ぶ」が相応しいです。その光の中にいますと、大切な人が亡くなったあとも、自分を励ましてくれているように感じられます。私に直接働きかけるのではなく、その人のがご自分の没後を大切に生きておられるその在り方によって。励ましは、ふけさんのこの俳句とエッセイ集の息づかいにも通じているようです。菊を焚く、そのために小菊を育てる、ふけとしこさんならではのエピソード満載の一巻です。御出版、おめでとうございます。
*大阪教育大柏原キャンパスへ向かうエスカレーター。
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