2017年5月2日火曜日

「春の道」15句 岡田耕治

春の道  岡田耕治

直感を浮かべていたり白つつじ
夜に学ぶ人の声して里桜
里桜膨らみしまま散りゆけり
コロッケを食べながら行く春の道
真上から近づいている花水木
姿勢よく翼を立てて鳥交る
目を閉じて満天星の花記憶せん
フリージア止めてから息吐いており
芽柳に声の集まる夕べかな
遠くまで往くことになる春筍
松の芯指舐めて繰る紙の辞書
抱卵期背を低くして立ち尽くす
音楽を響かせてゆくしゃぼん玉
墨で書く一句が残り竹の秋
新聞の五紙を並べて夏隣る

*大教大柏原キャンパス。

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